今日から九月。
秋の入り口を感じさせる気温でした。
ばぁっと駆け抜けてきたような夏を振り返り振り返り
懐かしい人との短い再会を惜しみながら立ち去らねばならないような気分です。
井上陽水が聞こえてきますね・・・。
夏は旅の季節でもありますが、短くて、自然の力が強すぎて、私たちの旅の計画なんて
全然儘ならないことがよくあります。
でもそんな自然の力は気まぐれにキセキのような光景を見せてくれることもあります。
これは日本海の断崖絶壁に出来た滝の写真です。
毎年ドライブで立ち寄る大好きなスポットですが、
こんな滝を見たのは初めてです。
ガイドブックにも誰かのブログにも載っていない、
キセキ中のキセキではないでしょうか?
普段はどういうことになっているかと言いますと、
この通り、岬の上の断崖なんです。
きっと前日の嵐で雨が降ったせいですね。
そしてこれが正真正銘の幻の滝です。
ちょっと雨が降ったくらいでは現れない
幻の滝として有名な、丹後半島にある布引の大滝です。
落差が100メートル以上もあり、
崖の頂きからほぼ真っ直ぐに落ちる様は美しい限りです。
この写真、ちょうど真ん中あたりですが見えるでしょうか?
滝の上流部分が短すぎて、ちょっとぐらいの雨では滝にならないのです。
大雨のおかげで家族の海水浴は無くなりましたが、
代わりに得難い一瞬のキセキを見せてくれました。
夏に感謝、です。